第9節気は芒種(ぼうしゅ)。「穂が出る穀物の種を蒔く」【二十四節気の暮らしのヒント】
第9節気 芒種 6月6日~6月21日
6月6日頃 芒種とは、稲や麦など”穂が出る穀物の種を蒔く”という意味で、農家の繁忙期です。ちょうど梅雨に入る頃で、少し蒸し暑くじめじめする時期です。
※沖縄の緑豊かな風景です。
芒種の節気の飲食は、清補を中心にしましょう。特に老人は、塩分や甘物を摂取しすぎないことを心がけてください。そうすることで、高血圧や高脂血症、血糖値の上昇を予防します。女性は、清熱利湿の食品(グリーン豆、冬瓜など)を食べて婦人科の病気を予防します。
食べ物は、寒涼のものを食べすぎないよう気を付けてください。じめじめした天気の時は、生姜などを食べることで、体内から湿気を排出することを助けます。
夏場は、汗をかくので、脂っこいものや燥熱の食品は避けた方がいいでしょう。この時期に、朝鮮人参のような熱性のサプリメントを食べると、体の不調や便秘・痔・唇の荒れを引き起こしてしまいます。