第14節気は処暑(しょしょ)【二十四節気の暮らしのヒント】
第14節気 処暑(しょしょ) 8月23日~9月7日
処暑(しょしょ)は、「処」とは止まると言う意味で、つまり「ようやく暑さが収まり、和らいでくる頃」を意味しています。暑さが落ち着き、秋を迎える時期の意味でもあります。天気は変化無常であり、朝晩の温度差があるため、風邪を引きやすいです。洋服の衣替えが重要になってきます。
この時期の養生によって、夏の食べ物を食べたり、秋の食材を加えたりします。この時期は、秋の乾燥を防ぎ、肺熱を清らかにし、安神作用のある寒涼食材を摂りましょう。例えば、きゅうり・トマト・冬瓜・百合・オクラ・梨・マコモ・りんご・ぶどう・サトウキビ・オレンジ・バナナ・柿・パイナップル・スープ・お粥などが挙げられます。胡椒や唐辛子、焼き物を避けたほうがよいでしょう。この時期は、体を補う時期です。秋は、「潤補」すなわち「養陰生津潤肺」です。その時は、「平補」と言って、ナツメ・蓮の実・ハチミツ・長芋・竜眼・ハトムギなどを食べたほうがいいでしょう。辛い食品(にんにく・ニラ・八角・ネギ)などは避けましょう。