第22節気は冬至(とうじ)。「夜の長さが最も長く、昼の長さが最も短い日」【二十四節気の暮らしのヒント】
第22節気 冬至(とうじ)12月22日~1月6日
写真は、沖縄の冬の様子です。
22日は、二十四節気の一つの冬至。1年で夜の長さが最も長く、昼の長さが最も短い日です。冬の寒さを防御するため、この日、中国人は必ず餃子を食べないとならないです。餃子を食べる由来として中国医学上の功績から医聖と称えられる中国後漢(25-220年)の医師・張仲景を偲ぶ習慣がある。張仲景が故郷に帰った際、雪が降る寒さであるにもかかわらず、服を十分に着ることができず、寒さで耳が冷え切っている人々を見て心を痛めた。そして、弟子に小麦粉を耳のような形に練り、鍋で煮させて、それを人々にふるまった。すると、人々の耳も温まり、よくなった。それから、冬至になると、人々はそれをまねて、耳のような形をした餃子を食べるよう
になった。「餃子を食べなければ、耳を失う」という言葉もある。(人民網日本語版引用)
餃子は、野菜、肉、小麦粉が含まれており、一口で一気に胃に入るため、体がすぐエネルギーを取り入れることができ、体を直ちに暖め、消化しやすいです。餡の材料により、養生のポイントが変わります。例えば、玉子+ニラは、補腎助陽、潤腸通便;からし菜豆腐+肉は清熱利尿、滋陰潤燥;大根+肉は消食導滞等々。
冬至は、ナッツ類・栗・落花生・胡桃などの熱性の高い食べ物を食べ、養陽を高め、寒気に抵抗し、体質を増強しましょう。また、冬は野菜が少ないため、ビタミン不足を予防するために、野菜類・果物・豆類を補充しましょう。さらに、潤燥、体の保温を心がけましょう。