【医療ツーリズム】日本と中国の医学の違い。日本の医療はやはり凄かった。
先日、中国からの顧客が東京で、甲状腺・胃腸・股関節・心房細動について検査・治療を受けました。私はコーディネーターと医療通訳として同行したのですが、日中の医学の異なる部分の気づきがあり、感激し、勉強になりました。
中国で「甲状腺機能亢進症」と診断された人は、東京の甲状腺専門病院で、バセドウ病の抗体は陰性、橋本病の抗体は陽性のため、甲状腺機能亢進症の診断を否定し、橋本病であると診断しました。患者は、甲状腺の治療を止めることになりました。
今まで「脊髄関節症」と診断され、薬を飲んでも治らなかった患者に対しては、「股関節唇損傷」であると診断し、リハビリの方法を教えてくれました。
中国で「冠動脈アテローム硬化症心臓病」と診断された人は、セカンドオピニオンとして東京の病院で診察を受けました。その際、カテーテル検査室に通訳のために私も呼ばれ、入室しました。
びっくりしたことは、スタッフ一同の技術の熟練さです。わずか15分間のスピードで検査を完了させ、患者の体に負担がかからないようにしていました。さらに、CTの下で、高精細検出器、感動の高画質の検査機械ではっきり冠状動脈の映像を見ることができ、今回は、冠状動脈の狭窄は全く見られなかったため、「冠動脈アテローム硬化症心臓病」は否定されました。
本当に感激しました。入院の時には、医者・看護婦だけではなく、栄養指導士や薬剤師からもご指導を頂きました。
国際支援室の方には、最初から最後まで一緒に案内して頂き、大変助かりました。日本医療の先進さ、きめ細やかさ、おもてなしの心にとても感動いたしました。