医療ツーリズムの検証
医療ツーリズムの検証
検証実例
平成24年度
「県内医療ツーリズム促進のための、ビジネスチャネル構築に向けての実証事業」
日本亜健康研究所の「Ⅱ型糖尿病の総合療法効果に対する検証」
2012年12月14-18日当研究所の主催した「Ⅱ型糖尿病総合療法講習会」では、①導引(気功)、②食療法、③温泉療法を組み合わせた総合療法が糖尿病の改善に対してどのような効果があるかを検証した結果、以下のようなまとめ・結論が得られた。
まとめ
- 総合療法実施後、空腹血糖値及び血中インスリン値は有意に降下し、インスリン活性指数は上がった。血中1,5-AGは有意に増加した。
- 総合療法実施後、血中遊離脂肪酸は有意に増加した。中性脂肪は有意に降下した。体脂肪量と内臓脂肪レベルとも低減の傾向となった。
- 総合療法実施後、収縮期血圧と拡張期血圧とも有意に下がった。
- 総合療法実施後、体重とウェスト周囲径は有意に減少した。
- 総合療法実施後、副交感神経系が優位となり心身的なリラクセーションが得られた。
- 総合療法実施後、緊張、うつ,怒り、疲労及び混乱の感情が有意に低減され、心理状態が安定し、活気が有意に上昇した。
- 総合療法実施後、生活習慣病に関する諸症状が改善された。
- 総合療法実施後、血気、陰陽、自律神経及び精神状態のバランスが有意に改善された。
- 受講者の一人(糖尿病の患者)は血糖値が改善されたため、インシュリン治療を中止した。他の一人は、投薬開始予定であったが、受講後投薬の必要がない状態となった。
- 参加者は気功・食療・温泉総合療法に大変満足していた。
結論
以上の結果により、我々が異なる療法の相乗効果を図るため打ち立てた「導引気功・食事療法・温泉浴の総合療法」は、糖尿病などの生活習慣病の改善に良い影響を与えたと実証された。この総合療法は新たな補助療法として生活習慣病に役立つと思われる。
詳細:小冊子に書かれています。