第12節気は大暑【二十四節気の養生レシピ】
一年で最も暑くなる時期「大暑」が来ています。
大暑の季節は、暑く、まだ雨も多く降っています。じめじめした蒸し暑い季節です。
伝統的な養生学から見ると、「暑湿」予防が大事です。暑湿は、体に食欲低下、胸・腹部の脹(ちょう)満(まん)、口の粘つき、味がしなくなる、頭と体のだるさ、などの症状が出ます。その時は、消暑・清熱・化湿・健脾の方法で予防・治療してください。
大暑の時は、汗をたくさんかくので、「耗気傷陰」しやすいです。
十分に水分を補給し、「益気養陰」の食べ物を食べ、体質を整えましょう。その時の食事は、あっさりしたゴーヤー、鴨、トマト、山芋、卵、牛乳、ハチミツ、蓮根、キクラゲ、豆乳、ユリの根などが良いです。
日本では、3つの“う”の食材を食べる習慣があるそうです。
①うなぎ、②梅干し、③うどん です。
うなぎには夏バテ防止効果があるビタミンB1やビタミンAが豊富に含まれていますし、梅干しは疲労回復に役立つクエン酸が効果は発揮してくれます。