【中国文化】二十四節気とはなに?そのルーツから、順番、意味までを紹介

2022年3月15日

二十四節気とはなに?

2016年中国の「二十四節気」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産リストに登録されました。古代中国の先祖が長期の農作業の中、農作物の成長は太陽と地球との重要な関係があり、これに順応しながら作物を育てることが収穫につながることが分かり、これらの関係をまとめた太陽黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの12個の節気(月前半)と12個の中気(月後半)とした。その総称である「二十四節気」は、何千年実践を経て創り出した貴重な科学的遺産です。

天候およびフェノロジー(生物季節学)の変化にも反映され、農業の指導に使用されてきた古代中国の追加カレンダーであり、我々の生活の基本的衣食住行健康のすべてに影響を与えるツールです。

科学研究によると24節気は、直接或いは間接的に人体に影響しています。節気の差異によって、人体の生理現象も違っています。私達は24節気の変化のルールに従って生活、食養生を行っていけば、常に体の状態を調節・改善、健康を保つことが可能になり、「天人合一」の境地に達成することができます。

四季の変化を反映する節気は8つ:

立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至です。

春・夏・秋・冬立は「四立」と言って、四季の開始を示しています。

温度の変化を反映する節気は5つ:小暑、大暑、処暑、小寒、大寒

天気の現象を反映する節気は7つ:雨水、穀雨、白露、寒露、霜降、小雪、大雪

物候の現象を反映する節気は4つ:驚蟄、清明、小満、芒種